ドッグウォーカー博士のスローライフ

命令をやめて犬と仲間になろう!しつけをしない犬育て、問題行動への対処法、文献紹介など

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ちょっと待ってをわかってもらう

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午前中いっぱい庭仕事をして昼頃になったら、急にスコールが来た。

マルちゃん(大型犬MIX♂11歳)は家よりも木の下がいいと避難。

 

この画像には alt 属性が指定されておらず、ファイル名は P1250598a.jpg です

「雨は嫌いだよ」

 

と超ショボ顔のマルちゃん。

はっちゃん(秋田MIX♂7歳)とはわたしは急いで部屋に入った。

ごはんを食べてメールチェックなどしたのち、はっちゃんとまったりしようとベッドに行った。

はっちゃんも喜んで付いてくる。

ベッドに座ったところで、スマホを忘れたことに気づいたので、はっちゃんに「ちょっと待っててね」と言って取りに行った。

するとちゃんとそこで待っていた。

わたしが戻ってくると一緒にベッドに上って撫で撫でタイムを楽しんだのだ。

トレーニングモードで「マテ」を教えなくても、犬はちゃんとわかるようになる。

不安だったり怖かったりなどしてそこにいたくないときは、子どもと同じで嫌だと言うが、普通の状態ではきちんと理解する。

マルちゃんもそうだし、故ルルさんもそうだった。

重要なのは「トレーニングしよう」とか「教えよう」などと思わないことだ。

もちろん「しつけ」でもない。

人間の都合で命令するのではなく、「わざわざ来なくていいよ」とか、「ちょっと危ないから待っててほしい」とか、そういうことを伝えるためにいうのだ。

忘れ物のときには、「忘れ物」と「待ってて」の組み合わせで安心して散歩の出発を待ってもらえる。

その状況の時に、押しつけがましくなく(命令ではなく)、「待ってて」と言っていると、意外と早く覚える。

いつ覚えるんだろうなどと焦らずに、そのうちわかるよねとおおらかな気持ちでいることが大事だ。

子犬はスポンジに水がしみ込むようにどんどん吸収していくが、高齢犬でも、人間と暮らしたことがない犬でも覚える。

里子に行ったコンちゃんは、生後約半年ぐらいまでほとんど人と接することなく暮らしていたが、言葉の理解が並外れて優れていた。

個体差もあるので、「~だから」などと決めつけずに、ただ普通に続けよう。

広げた手のひらを前に出しながら(急にバーンと突き出すと驚くのでそっと)言うとわかりやすい。

このしぐさは人間にも通じるので、「来ないでください」を伝えるときに便利だ。

人間はそれでも「大丈夫、大丈夫」などと言いながらぐいぐい来たりするが、犬では待っていてくれることが多い。

繰り返すが、「しつけ」とか「教えないと」という上から目線は邪魔になるだけなので、ぜひ気持ちをフラットにしてやってみていただきたい。

 

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