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雨予報が出ていたが、散歩の時間にはまだ持ちそうだったのが幸いだった。
はっちゃん(秋田MIX♂9歳)は昨日のストレスを解消するかのように、漁村の路地をくまなくブラブラ探索した。
雨の前だったのでネコさん遭遇率がやたら高く、次々に会ってはしばし愛でるはっちゃん。
ラッキーデーだったね。
家の前の坂道でゴロゴロンしていると、何かの気配を感じた様子。
「むむ、なんかいるよ」。
わたしも目と耳と鼻を総動員したが、まったくわからなかった。
人間の感覚はよく「五感」と表現され、わたしもそう書いてきた。
犬についてもなんとなく五感という言葉を使ってきたが、つい先日、人も含む動物の感覚は必ずしも「五感」(視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚)ではなくそれ以上あるという記事を読んだ。
以下に紹介してみよう。
ひとつは渡り鳥に関するものである。
毎日新聞オンラインの記事によると、渡り鳥であるオオミズナギドリの幼鳥の脳から、北の方角を好んで活性化する方位磁針(コンパス)のような神経細胞が見つかったという。
この神経細胞は、方向感覚をつかさどる「頭方位細胞」という神経細胞で、地磁気を活用しているというのだ。
他にもコンパスを持っている生き物がいるだろうから、今後の研究が楽しみだ。
次の記事はこちら→Mark Bekoff, "Sentient: How Animals Illuminate the Wonder of Our Senses".
これは記事のタイトルになっている本を出したジャッキー・ヒギンズに、マーク・ベコフがインタビューしたものである。
ベコフは同書を、「比較研究の最新データを用いて、動物の感覚に関する我々の理解を問い直し、わたしたちと他の少数の動物だけが感覚を持つという神話に終止符を打つものである」と評している。
ヒギンズによれば、五感というのはアリストテレスが二千年以上前に確立した神話のようなもので、現代科学は人間にももっとたくさんの感覚があることを示しているという。
さらに、目、耳、皮膚、舌、鼻といった各器官は、見る、聞く、触る、味わう、嗅ぐということを、1対1対応ではなくマルチプルに行っているという。
興味深い発言を引用してみよう。
球体を編むクモが、私たちの目が空間だけでなく時間の経過も感じ取っていることを教えてくれる。
オシドリによれば、目はコンパスのように位置さえも感知するという。
内耳は聴覚だけでなく、チーターが示すように、私たちがバランスをとっているかどうかを感知している。
舌は匂いを嗅ぎ、鼻は味を感じる。
タコは、触覚が私たちの身体に関する知識を与え、それが私たちの自己認識の深さにまで影響しているかもしれないことを明らかにしている。
もちろん人間と共有しない感覚も存在する。
カモノハシの嘴には他の動物の微弱な電場を感知することができる何万ものセンサーがあって、これを使って獲物を見つけているという。
だがわたしたちはこの感覚を持っていない。
わたしがこの記事を読んで再認識したのは、人間が感知する世界というのはあくまでも人間の感覚がとらえた範囲のものにすぎないということだ。
他の動物たちはそれぞれの仕方で世界を知覚しておりその仕方は多様である。
犬は人間が感知できない音や匂いをとらえることができるが、まだ解明されていない感覚を持っていることは十分ありうる。
それらを使って人間にはできないことを感知していることもある(例えばてんかん発作の前触れなど)。
人間至上主義がいかに間違っているかがよくわかる。
わたしたちは犬の能力を見くびらないように常に自分を戒める必要があだろう。
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