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朝、久しぶりに地面が濡れる程度の雨が降った。
散歩に行けなかったのは残念だったが、カラカラの日照り続きで枯れそうになっていた植物には恵みの雨だった。
雨が止んだときにはすでに暑くなっていたので、「今日はお散歩行かないよ」と言うはっちゃん(秋田MIX♂9歳)。
そこでベッドに行って、ゆっくりお話ししながらナデナデしてあげた。
こうやってのんびり過ごすのもまたいいものだ。
空いた時間でユーチューブのお気に入りチェンネル、" Bondi vet " をチェックすると、攻撃行動がある体重50キロのロットワイラーさんを診察するというエピソードがアップされていた。
その獣医の対応がプロフェッショナルでなかなかよかったので取り上げたいと思う。
パソコンからだと歯車マークをクリックして英語字幕を出し、さらにもう一度英語字幕をクリックすると自動翻訳で日本語が選択でいるので興味がある方はどうぞ。
ロットワイラーのディグビーさんは胸にしこりができたので診察してもらいにきたのだが、家族以外の人を警戒して噛みつこうとする。
獣医師のスコットは時間をかけて警戒を解こうとし、実際、かなりうまく行ったように見えたのだが、鎮静の注射の痛みで振り出しに戻る。
しかも、興奮状態なので鎮静も効かない。
家族に壁の隅に固定してもらってようやく麻酔をかけて手術することができた(ちなみに腫瘍は良性だった)。
わたしがとてもいいと思ったのは、まず第一に攻撃行動がある大型犬に思いやりを持って接しているという点だ。
わたしいろんな動物病院に行ったが、大型犬を嫌がったり怖がったりする獣医がいて、少しでも警戒して唸ったりすると断られることがあった。
保定はわたしがおこなって頭を押さえていてもである。
噛みつきがある保護犬などは、小型犬でも最初からお断りという所もかなりあった。
もちろんそんなところはこちらからも願い下げだが、スコットは叱ったりせず(最初はノーと言っていたが)、犬の気持ちを無視してさっさと進めようとせずに、長い時間をかけて気持ちをほぐそうとしていた。
さらにディグビーさんの攻撃行動は、邪悪な性格によるものではなく怖がりのせいだと正しく見抜き、怖がらせないように配慮していたところにも好感が持てた。
犬の攻撃行動のほとんどは恐怖や不安によるものであるということが、近年の行動学の研究によって明らかになっている。
ディグビーさんの行動を見ていると、ここまでではないものの怖がりだったマルちゃんもに共通するものを感じた。
心を許している人に対してはかなり我慢するところも同じで、おろらく同じタイプなのだろうと思う。
他方でスコットの診察の進め方には改善できそうなところもある。
たとえば、狭い診察室に入る前に病院の外のどこか広いスペースで会ってから一緒に入るとか、無理そうなら仲良くなるのを早めにあきらめて麻酔をかけるとか、麻酔の方式を変えるなどだ(それらができない可能性もあるが)。
だが、犬を悪者にせずに、犬に寄り添おうとするその姿勢は素晴らしいと思う。
スコット獣医師のことを少し調べてみたら、動物保護団体でキャリアを開始し、様々なチャリティにもかかわっているということがわかって納得した。
自分が攻撃行動の対象にされると、腹を立てたりへこんだり拒絶したりしたくなるかもしれない。
だが、怖がらせないようにすること、そして不安や恐怖を取り除くようにすることで、犬の気持ちを静めて安心してもらうことができる。
すぐに効果が出なくても、続けていくことで少しずつ攻撃行動が減っていく。
PONOPONOのお客さん犬でも、わたしが保護した犬でも、診察できないほどの噛みつきがあったのがすっかり平気になったというケースが多々あったので、もし悩んでいる方がいたら希望を持っていただきたい。
恐怖や不安のコントロールというのは、噛みつきがない犬にとっても大事なことなので、常に念頭に置いて行動するといいと思う。
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