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はっちゃん(秋田MIX♂8歳)の散歩コースは車道がほとんどだが、車はあまり通らないし森が迫っているので静かだ。
その車道のすぐわきの土が、最近よくイノシシに掘り返されている。
はっちゃんはかならずそういう場所をチェックしていっている。
今日は漁村の細い道でネコさんに遭遇した。
丸顔のオスの茶トラさんで背中を丸くしてこっちを見ていたので、はっちゃんに違う道を行こうと提案した。
日中はうちの裏側の空き家の庭で発情期のネコさんたちが喧嘩する声がしていた。
このあたりは割とネコさんが多い印象だ。
庭の一角で留守番のマルちゃん(大型犬MIX♂12歳)は、いつも通りの時間に出たせいか、吠えることもなく静かに待っていた。
いつもと違うことが複数あると不安になるので、一つずつにしたほうがよかったと反省。
この方式で大丈夫そうなので、留守番エリアの草木をすっきり刈ってより快適にした。
もともとが荒れ放題だったので、少し整えるだけでも時間も手間もかかる。
ついでにほかの個所の草木を刈って前の家で育てていた植物を植えた。
何時間も庭にいたが、その間マルちゃんはお気に入りの場所でお昼寝。
引っ越してから寝顔が以前にも増して気持ちよさそうになった。
はっちゃんもマルちゃんの隣で寝ていたが、暑くなって日陰に移動。
散歩中に他の動物に出会った時、あまり驚いた様子を見せると相手も自分の犬も緊張させてしまう。
なるべく落ち着いて、静かに穏やかに声をかけながら移動するとうまくいくことが多い。
自分の犬がパニックになっているときには、「大丈夫だよ、ちょっとこっちに行こうね」のひとこと程度の控えめな声掛けがおすすめだ。
焦ってたくさん声をかけるとその焦りが伝染するので、あくまでも落ち着いた声でひとことにとどめておこう。
わたしは相手がネコさんの場合は、瞬きや顔そむけなどのカーミングシグナルを出しつつ、「邪魔しちゃってごめんね、すぐあっちにいくからね」と声をかけている。
初対面だとその程度でははっきりわかるほど警戒を解いてはくれないが、何度か会ううちにシグナルを返してくれるようになることがよくある。
イノシシなどの野生動物が藪でガサガサ音を立てているときは、最大限やさしい声で「ごめんね、ちょっと通りまーす」などと声をかけて友好的なムードを醸し出している。
沖縄ではイノシシエリアに住んでいたが、ブブという穏やかな声で挨拶してくれるようになったイノシシも何頭かいた。
相手は警戒しているので、敵意がないことを知らせておくことは重要だ。
また、同居人の穏やかな態度を見ることで、犬も少し落ち着いてくれる。
敵対的な態度は論外としても、あまり緊張したり不安そうにしたりしないように気を付けよう。
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