ドッグウォーカー博士のスローライフ

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犬への偏見を減らしたい

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霜が降りておらずそれほど寒くないと思ったが、はっちゃん(秋田MIX♂8歳)は余裕で草を食べたり寝そべったりするので、待っている間に凍えた。

マルちゃん(大型犬MIX♂12歳)と河川敷に出たら、風が強く吹いていて耳がちぎれそうだった。

時おり少しだけ小雪がぱらついている。

だがマルちゃんは全く平気で、川べりに下りてたっぷり探検を楽しんだ。

帰宅後、はっちゃんの庭とマルちゃんの庭を開け放っていたら、マルちゃんがはっちゃんの庭でまったりしていた。

はっちゃんははっちゃんで、珍しく走り回って一人で遊んでいた。

こういう様子を見ると、引っ越したい気持ちがなくなる。

人間には過酷な住居なのだが犬たちには最適だ。

 

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「今日はちょっと寒いね」とマルちゃん。

 

はっちゃんと薄暗い時間に歩いていた時、川土手に出るところで苦手な白い犬と鉢合わせした。

以前にフレキシリードで至近距離まで接近されて吠えられたので、はっちゃんはすっかりその犬が苦手になった。

なのに散歩の時間帯が同じなのでよく会ってしまう。

同じ至近距離でも、今朝も会ったオフリード小型犬3頭連れ(なかなかツワモノだ)は平気で、じっと座って眺めている。

苦手犬には恐ろしげな低い声で唸るので、通りかかった人がビビる。

「来るな」と唸っているだけだが、薄暗がりのなかでやるので迫力があるから、わたしがフォローしている。

「わんちゃんが来ちゃったね。もう少しでいなくなるから、ちょっと待ってようね」などと声をかけて、人間に唸っているのではないことをアピールするのだが、通じているだろうか。

動物が出す警戒の声を怖がる人がけっこういるが、せめて犬のような身近な動物については、その意味するところをもっと理解すべきだと思う。

距離を取ってほしいという要求は、決して「わがまま」なものではない。

それよりも、いきなり怒鳴りつけてくる日本の中高年男性のほうがよほど迷惑だ。

犬(やその他の動物)はなにかにつけて悪者にされるので、誤解を解くようにできるかぎり努力したいと思っている。

犬散歩では、チャンスがあれば「これは~と言っているんですよ」とか、「この行動はこんな意味があるんですよ」などと一言いうようにしている。

少しでも偏見が減ると、犬たちがもっと生きやすくなるだろう。

 

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