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すっきり晴れて気温も上がり、絶好の散歩日和だ。
鮮やかな黄色が目に飛び込んでくる。
空の青もすがすがしい。
昨日から両親のデイサービス通いが始まった。
母は気に入ったようでホッとしたが、父は予想通りちょっと嫌だったようだ。
曰く、話が合う人がいないと。
現役時代は労働省(現厚労省)の役人で労働行政に関わってきたが、そういう話ができるなどいないだろう。
そう思う反面、もしわたしがデイサービスに通うことになったら、父と同じように「話が合う人がいない」などと言いそうだ。
社交が苦手なので仕方ないが、それでもあえて他人と交流した方が脳の健康にはいいだろう。
さて人は多かれ少なかれ不機嫌になることがある。
そんな時に他者に八つ当たりしたり怒り散らしたりすると、周りは大迷惑を被る。
そうされた人だけでなく、見ている人にも悪影響を与える点も見逃せない。
家庭で暮らす犬たちはこうした人間の不機嫌に巻き込まれることが往々もしてある。
犬は高度に社会的な動物なので、相手をなだめようとしてカーミングシグナルを出したり、間に割って入るなどして平和を取り戻そうとする。
わたしが子どもの頃に一緒に暮らしていたボクサーのボブちゃんもそうだった。
今になって思うのだが、うちは家庭内が険悪だったので、犬にそんな苦労をかけてしまい気の毒だった。
あからさまに不機嫌な態度を取ることは、現在ではよくないとされるようになってきた。
自分の機嫌は自分で取るというのもこの流れで、いい傾向だとわたしは思っている。
とくに犬猫などの家庭動物と暮らしている場合、人の言葉を持たない彼らに負の影響が溜まりやすい。
直接的に当たり散らさないのはもちろんのこと、険悪ムードが漂わないようにも気を付けたい。
人間のことは人間の間で解決しよう。
そして自分自身の不機嫌やイライラは、自分自身で対処しよう。
わたしは不機嫌になることはまずないが、感覚刺激過多になると軽くパニックになることがある。
そんな時は刺激が少ない場所で一人でじっとしていると楽になる。
うちの近所の静かな場所をウォーキングするのもいい。
実家に行った時に近所を歩いてみたら、刺激が多すぎてリラックスできなかったので、適した場所を見つけることが大事だと思った。
気持ちを静めるには瞑想や呼吸法が効果的と言われているが、歩きながら呼吸に意識を集中するというやり方がわたしには合っているようだ。
同居犬さんに気を遣わせないためにも、自分の機嫌の取り方を見つけておくことをお勧めする。
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