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寒くなったせいかネコさん遭遇率が低下している。
堤防ネコさんたちは出て来なくなって、別の場所でごはんをもらっている人馴れしていないネコさんたちをちらほら見る程度になった。
今日は三毛さんに会ったが、はっちゃん(秋田MIX♂9歳)はカーミングシグナルを出しながら、「ちょっと通してくださいね」と静かに通り過ぎた。
ネコ鑑賞ができないのは残念だが、はっちゃんはいくつもの楽しみを持っているので大丈夫だ。
このところ、ノギポイントで干しミミズをつまむのがブームになっている。
「ここのミミズはおいしいよ」。
ところで、犬を家に迎え入れて、家族としていっしょに暮らしていくためには、共通のルールが必要だ。
このことは、犬関係の多くのサイトや書籍などにも書かれていることであり、常識であると言えるだろう。
もちろんわたしも異存はない。
共通のルールが必要なのは人間同士であっても同じで、家族にも社会にも国家にも共通のルールがある。
問題はそのルールを誰がどのように決めるかということだ。
国家には法律があるが、法律は市民の代表である議員によって国会で審議されて制定される。
家族や小さな集団では、それぞれ独自のやり方で決められている。
その際に最も重要なのは、それぞれのメンバーの意見を出し合って、民主的に決めるということだ。
それによって立場の弱いものが不利益を被らないようにするのである。
大学で講義していた時にかならず強調していたのは、民主主義はイコール多数決ではないということだ。
どうもこの国では、「みんなの」意見に従うことが大事で少数者の意見は無視してもいいというような考えが散見されるが、これはとんでもない勘違いである。
こういうのは民主主義でなく全体主義という。
人間の集団には力の偏在から立場の弱いもの(マイノリティという)が存在する。
マイノリティは数が少ないこともあれば、女性のように集団の半数以上を占めることもある。
マイノリティは、社会制度によってその意見が反映されにくくなっているので、それを汲み上げていくことが必要だ。
ここで犬と人間の話に戻すと、犬と共通のルールを作るという場合、人間は弱い立場の犬の意見にきちんと耳を傾けているだろうか。
人間が勝手に決めたことを「共通のルール」にしていないかということだ。
犬は知的に劣っているので、より知的に優れている人間が決めたほうがうまくいくと考えていないだろうか。
犬の部分を女性や子どもに変えると、同じことが比較的最近までずっと言われてきたのである。
意思表示ができない人などの限界事例については踏み込まないが、少なくとも犬に関しては意思や感情を表明することができる。
人間との暮らしの中でルールを決めるのは結局は人間である。
人間が作っている社会なのだから、権力は人間が持っている。
これは動かしがたい事実だ。
だからこそルールを決めて運用していく際に、犬の利益が損なわれないように十分な注意を払う必要があるのである。
「共通のルール」というと何か公平なものが思い浮かぶが、権力者である人間側がよほど気をつけていないと、確実に犬に不利なものになってしまう。
食事の時間、食事内容、散歩の時間、散歩の仕方、お手入れ関係、日中の居場所から寝る場所まで、実際にはそのほとんどを人間が決めている。
せいぜい選択肢を増やすぐらいしかできないのが実情ではないだろうか。
だからわたしたちはいちいち犬の意見を聞き、可能な限りそれを取り入れ、犬が快適に過ごせるようなルールを作る必要がある。
犬が嫌がることをしない、させないのはもちろんのこと、犬の裁量範囲を最大化しよう。
ゆるふわな「犬にやさしい」風ではなく、犬の権利と自由を尊重するという意識をしっかり持つことが、PONOPONOライフの肝である。
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