ドッグウォーカー博士のスローライフ

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トルコ滞在記

え、またですか!?

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雨が降りそうな天気でまだ本調子ではなかったため、今日は部屋でゆっくりすることにした。

日に幾度となく中庭をチェックしているが、今日も猫ご飯はたっぷりある。

白黒母さんも子猫さんに付き添っていた。

 

一緒に爪研ぎしたあと舐めてあげていた。

 

このひとたちにウェットフードをあげながらもうひとりの子猫さんを探すと、少し離れた階段のところにいた。

 

かなり近づいても逃げないし、左目がまた潰れていて鼻がカピカピになっている。

ちょっと具合が悪そうだ。

お母さんもいるので食べに来るだろうと思い、しばらくして買い物のためにドアを開けると、今度はわたしの部屋のドアの前に移動してうずくまっている。

「え、またですか」と思ったが、買い物から帰ってきてもまだその場に留まっている。

 

とりあえずウエットフードを用意して、他の子達に取られないように食べてもらった。

 

食べ終わってもずっといるし雨が降りそうでもあったし、「うちに来て病院に行く?」と聞いてみた。

この黒猫さんが一番警戒心が強かったので、またしても嫌な予感がする。

そっと手を伸ばして撫でてみても逃げない。

なら仕方ない。

前回同様スポンジワイプで包んで、シャワールームに確保した。

その途端に雨が降り出したので、子猫さんもそれを見越してうちに来たねかもしれない。

ハエの卵がないのはもちろんノミもほぼ付いておらず瀕死ではない。

Duruさんよりはかなりマシだ。

ひどくなる前に来ないと助からないと嘆いていたのを聞いて早めに来てくれたのだろうか。

とにかく目と鼻をよく拭いて綺麗にしたあと、すぐにこの前の病院に向かった。

撥水バッグに包んでしっかり抱っこしたが、あるいているとときどき「ここどこー、こわーい」と鳴き声をあげる。

撫でてあげると落ち着くので撫でながら移動した。

日曜日は午後から診察でちょうどいい時間に到着した。

 

 

この子は回復しそうか尋ねると、前の子よりは状態がいいが、ヘルペスウィルス感染症(いわゆる猫風邪)で悪化することもありうるからなんとも言えないと言われた。

まさにおっしゃる通り。

目薬をさして、抗生炎症剤を飲ませ、輸液して、抗生剤の注射をして、保温室でお泊まりすることになった。

獣医師はこれは何、これは何と丁寧に説明してくれる。

治療する者として当然のことだが、日本ではそれはなんですかと聞かないと教えてくれないことがまだあってあきれる。

明日また様子を見に行くが、今度は事前に様子を聞いてからにしよう。

女の子で名前はMara(マーラ)さんにした。

意を決してわたしを頼ってくれた小さいマーラさん、治療がうまく行って元気になりますように。

 

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