ドッグウォーカー博士のスローライフ

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「本気で噛んできた」の本気って

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朝晩の寒さが増してきて、わたしの苦手な季節が近づいている。

冬は暖かい地域で過ごしたいといつも思っているが、12月初めまではこの希望がかなうので少し助かる。

花が少しずつ減ってきているが、ランタナはどこでも元気だ。

 

 

そして今日は両親におかずを作って送った。

中段左はインド料理ではなくイタリアの野菜スープで、それ以外は自分ではいつものように食べないメニューだ。

 

 

わたし自身は生野菜に自作チャートマサラ(インドのミックススパイス)をかけたものとダルカレー(豆カレー)をほぼ毎食食べている。

今回の旅行も、インドに行くのに自作チャートマサラを数日分持っていく。

完全自炊なので現地で買うまでの間のつなぎだ。

材料がすべて近所の店で簡単に手に入るところが天国だ。

日本ではネット通販でしか買えないので計画的に注文しなければならず不便なのだ。

それにウダイプールはそれほど大きな町ではないのに、オーガニック食品や製品を売っているショップがいくつもあって明らかに便利だ。

なので持ち物が少なくてすむ。

ところで、フロリダのサイトでサメによる攻撃についての記事を見つけた。

こちら→https://floridapanhandle.com/shark-attack-data/

サメによる人身事故がどの程度起こっているのかという統計とサバイバルガイドを掲載している。

わたしは長らくサーフィンをしていたので、シャークアタックというワードには反応してしまう。

このサイトのいいところは、統計や科学的知見を紹介しながら、サメに対する無用な恐怖心を払拭しようとしている点だ。

出だしでこう述べている。

サメが人を狩るという証拠は皆無であり、人間はサメ本来の食性には含まれないことが分かっている。通常、サメが人間を襲うとき、サメは混乱しているか、好奇心を持っている。

好奇心や困惑を示すサメはそっと噛んだりゆっくり接近してきたりするが、これは狩りをするサメとは対照的だ。狩りをするサメは時速30マイル(約50キロ)で接近し、下から攻撃して、狩られた動物を空中に突き上げる。

 

ずっと以前からサメは人間を食べるために狩ろうとしているのではないと言われていたが、やはりそうかと思った。

こうした誤解はさまざまな肉食獣でも存在するが、そもそも人間を本来の食性に加えている動物などいない。

にもかかわらず「人間を襲撃する野生動物のイメージ」がメディアなどを通じてばらまかれる。

さらに野生動物だけでなく犬、とりわけ野犬や係留されていない犬についても同じようなことが行われている。

ところが実際に動物の行動をよく観察してみると、狩りをするときの行動とパニックになった時の行動はまったく違う。

ましてや好奇心による行動となると攻撃とは似ても似つかない。

これなどは典型的な好奇心による行動だ。

 

 

ここで相手を刺激するような行動をすると驚かせてしまうし、身を守ろうとして反撃されることもありうるが、静かにしていれば好奇心が満たされたら去っていく。

犬については、「本気噛み」とか「本気で攻撃してきた」などという言い方がされているが、いつも思うのは「犬の本気はそんなもんじゃない」ということだ。

狩りの達人マルちゃん(大型犬MIX♂2021年没)の狩りを何度も見たので心底そう思っている。

仕留めに行くときは唸ったり吠えたりなどの警告はまったくなく(当然だが)、いきなり高速ダッシュしたかと思ったら、首に食らいついている。

早すぎて目で追うことも難しく、アッと思ったときには首の骨が折れる音が聞こえているのだ。

サメの狩り同様、本気の攻撃というのはこういうものだ。

はっちゃん(秋田MIX♂享年10歳)はマル兄に八つ当たりして流血するほど噛んだことが何度かあったが、マルちゃんは上手に攻撃をかわしながら自分からはっちゃんを傷つけることは一度もなかった。

マルちゃんは本当に家族思いでやさしかった。

犬が本気で攻撃したら人間の骨は砕けるし、大型犬だったら死亡もありうる。

もちろんパニックになって自制が効かなくなり。結果的に相手の命を奪ってしまうことは犬でも野生でもある。

だがそれは人間でも同じことだ。

高度な社会性を有している犬は、仲間に許容される行動をするように、強い自制心を持って行動を律しているとわたしは考えている。

ストレスいっぱいでイライラしている犬に噛みつかれるのはつらいが、犬はそれでも可能な限り手加減しているし、できれば攻撃も避けたいと思っている。

実際、人に噛みついた後にはしょんぼりしたりがっかりしたりしていたという話もしばしば聞く。

はっちゃんもマル兄に八つ当たりした後は必ず落ち込むので、いつも慰めてあげていた。

もちろんマルちゃんもだ。

 

「マル兄、八つ当たりしてゴメン」。

 

動物は繊細な気持ちを持っているということが明らかになってきた現在、悪魔化してむやみに恐れたり迫害したりしないようにしたいものだ。

 

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