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暑くなるという予報だったので昨日よりも少し早めに散歩に出たら、はっちゃん(秋田MIX♂8歳)、立て続けに至近距離で犬と鉢合わせしてしまった。
まず、うちの前の狭い路地の出口で、こちらに曲がってきた2頭引きの犬たちと鉢合わせ。
マルちゃんのお友達犬だが、急に目の前に現れたのではっちゃん驚いてワンワンと2声吠えた。
相手がすぐに別の道に行ってくれたこともあり、突進したりガウガウになったりすることもなく、落ち着いて散歩を再開した。
そのまま川土手に出ようとすると、狭い出口に犬と高齢男性が陣取っていた。
脇をすり抜けるのは難しい狭さなので、はっちゃんに「あっちの道から行こうか」と提案すると、「そうだね」と今来た道を引き返した。
引き返すのはなかなか難易度が高いが、最近はスムーズにできるようになった。
別の道から川土手に出ようとすると、また狭い道から犬と人が出て来た。
リードにじんわりテンションをかけると、はっちゃんは静かにその場で待っていた。
立て続けに数メートルの距離でニアミスしたが、はっちゃんは実に落ち着いて対処していた。
だがいい加減疲れたのか、土手はあきらめて大通りに出た。
そこから猫さんポイントをチェックして、町家を通って帰宅した。
今や犬への過剰反応はなくなったと言える。
よくがんばったね、はっちゃん。
マルちゃん(大型犬MIX♂12歳)のときには散歩ラッシュはすっかり終わっている。
その時間にはいつも、川に面した護岸ブロックのところに傘をさしてしゃがみこんで、微動だにせず川面を見つめている女性がいる。
マルちゃんも必ずそこを通るので、狭い場所ですれ違わないといけない。
少し迂回するように提案しているが、どうしてもそこを通りたいという。
相手からはこちらが見えているようだし、マルちゃんはただ静かに通過するだけなので、今日もその人の後ろを通った。
するとマルちゃん、相手の人に興味を持ったらしく少し鼻を近づけてそっとカバンのにおいを嗅いだ。
その瞬間、その人はがばっと立ち上がって飛びのいた。
わたしたちに気づいていなくて驚いたのかもしれないが、マルちゃんは平然と立ち去った。
「驚かせてごめんなさい」と謝ったが、次回は通るときに「後ろを通ります」と声をかけてみよう。
マルちゃんは冷静だったが、急な動きは動物を驚かし刺激する。
大きな声を上げたり、手を振りまわしたり、走り去ったり、傘などで叩く真似をしたりなどすると、犬ならば吠えたり噛みついたりすることもある。
野生動物に遭遇したときには、絶対にやってはいけない行動だ。
最近、イノシシやクマなどに「襲われた」というニュースが相次いでいるが、そのときに人間がどのように振る舞ったのかについては、いつも全く報道されない。
PONOPONO仲間の雪音さんがブログで紹介している記事では、小さな子グマが「足に捕まるなどし襲いかかってきた」などと書いてある。
この人は足につかまられる前にどんな行動をしていたのだろうか。
そこが一番知りたいところだ。
大型の野生動物は危険だから殺してしまえという記事ばかりが目につくが、そうやって捕食獣を絶滅に追いやり、生態系に大きなダメージを与え続けてきた歴史を反省する気がみられないことに、いつも歯がゆい思いをしている。
クマに遭遇したときの対処では、最近この動画が話題になっていた。
https://www.bbc.com/japanese/video-53495306
セルフィーを撮り続けるのはよくないが、大きな動きをせずに静かにしているという点では適切に行動している。
クマやイノシシなどでも、犬でも、急に大きな動きをしたらその瞬間に攻撃(警告としての攻撃であることも多い)されるということが起こるが、人間はよくその過ちを犯す。
少し前にうちを訪問した市役所の嘱託職員(犬が苦手)は、はっちゃんの前で急に手を大きく上げた。
わたしがすぐそばにいるということもあってはっちゃんは無反応だったが、こういう行動は噛みつきを誘発する。
人間は攻撃されるような行動をしておいて、「どう猛な動物に襲われた」と称して「駆除」する。
人間に怪我をさせた犬も往々にして「処分」の対象にされる。
そういう非人道的で残酷な選択をする前に、不用意な自分の行動を見直すべきだろう。
他の動物の前で急な動きをしたり走ったりなどするのをまずやめよう。
話はそれからだ。
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